都市伝説
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都市伝説(としでんせつ、英Urban legend)または都市型伝説とは、口伝や伝承の一種で、特に近年に生まれたものをいう。
都市伝説という概念を提唱したのは、アメリカの民俗学者であるジャン・ハロルド・ブルンヴァンらである。
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概念
根拠のない噂が伝播する内に、誰かの体験談であるなどということになり、事実として伝えられるようになることがある。このようなものが、現代に生まれた伝説・伝承ということで都市伝説と呼ばれる。当然ながら元々の情報源は判然としないのが普通で、伝える者の誤解や思い込みによって、あるいはより面白おかしいものへと、内容が変化していったものと思われる。
広まり受け入れられる都市伝説として、怖い話のほか、ある種のナンセンスな面白さを備えているものも多い。
現代になって発生した迷信や疑似科学、噂とは到底呼べない単なる怪談を総称して「都市伝説」と表現することもあるが、用法としてははっきり区別されるべきであろう。また、意図的に広めた嘘や冗談を含めるのは適当でないと言えるが、広く流布した結果として実際に都市伝説になることはあり得る。
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日本で有名な都市伝説
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人物
- 近畿地方で流布した都市伝説。
- 物故した著名人との遭遇
- エルヴィス・プレスリーとの遭遇例が代表的。
- 有名人が「実在しない」または「すでに死亡した」とするパターン
- いずれもメディア露出度の低さが背景になっていると思われる。大黒・坂井のように、デビュー当初からメディア露出を伴わない活動を中心にする場合は「実在しない」、ポールや志村やつぶやきシローのように、一時的にメディア露出度が極端に低下した場合は「すでに死亡」ということになる。
- バレンタインデーという言葉は、米国陸軍のバレンタイン少佐の名に由来する
- 太平洋戦争終結後間もない1946年2月14日、GHQに赴任していた米国陸軍のバレンタイン少佐が東京で日本人の子供たちにチョコレートを配ったのがバレンタインデーの起源になったとする説。漫画作品「究極超人あ~る」(ゆうきまさみ)にギャグとして書かれた内容が元になっているらしい。
- 2Pacの場合は死亡後から今現在まで新曲CDを出し続けている為に生存説がよく囁かれている。
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生物
- 件 (くだん)
- 半分人間、半分が牛という怪物。江戸時代から流布しており、都市伝説としては古い。
- 人間の顔を持ち、言葉を話す犬。
- 下水道に住む巨大な(白い)ワニ
- アリゲーター というアメリカ映画になっている。
- 海辺で足を切った所、フジツボの卵がその裏に入り込んで繁殖。
- フジツボの固着性や繁殖性からきたものと思われる。実際には動物の体内でフジツボが生息することはない。
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食品・供食
- 英語版マクドナルドの都市伝説(en:McDonald's urban legends)を参照。
- ハンバーガーの肉(パティ)にネズミ・ミミズなどの肉が使われているとする説。
- 骨や歯が溶けるという内容が特に有名。
- すかいらーくの看板の鳥
- すかいらーくの看板に描かれている鳥にへそがないのを見つけたら、タダになる。
- 味の素の原料は毛髪
- うま味調味料の味の素は毛髪が原料で、製造会社(味の素株式会社)が散髪屋から毛髪を仕入れているとする説。
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学校
日本には、学校を舞台とした怪談は「赤い紙、青い紙」「トイレの花子さん」など数多く存在するが、中には前述の「口裂け女」のように『体験談』や『事実』を述べるものがあり、このようなものは都市伝説的な側面を持っていると言える。「学校の怪談」も参照のこと。
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病院
- 流布したきっかけは大江健三郎の小説『死者の奢り』から。
- 死体解剖に飽きた医学生の一人が、献体の耳を壁につけて「壁に耳あり」と冗談をいい、不謹慎として退学になるという話。
- 精神障害者の元には、「黄色い救急車」がやってくるというもの。
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その他の施設・集落など
- 大阪ビジネスパークのTWIN21ビルの影
- 1983年に開業した大阪ビジネスパークのTWIN21ビルはその姿が数字の11に似ている。それまで高層建築物のない近隣では、TWIN21ビルができたことで、午前11時11分に11の影が11分間かけて通過するといわれ、暗くなることから当時の人気深夜番組にたとえ「11PM」と呼ばれたという話。[1]
- 東京ディズニーランドに関する都市伝説。
- 米国の映画『グレムリン』に登場する妖怪「グレムリン」はソ連共産党本部があったクレムリンに対する嫌がらせとして名づけられたとする説([2])なお、飛行妖怪グレムリンの話自体は第2次世界大戦の頃から存在した。
- 或る廃屋に関する都市伝説。
- 実は地名も「東京都福生市横田基地」。AFN東京への受信報告書はこれで届く。
- 青森県にかつて杉沢村という村があったが、1人の男により村民全員が殺害され、廃村になったとする噂。この噂を元にSIRENというゲームが開発された。
- ○○公園の池のボートに恋人同士で乗ると、離別する。
- ゲームソフト小野寺
- 小野寺という寺院を舞台にしたゲームソフトがあったという話。オノデラ~オノデラ~という特異なBGMが特徴。関東地域で流布。
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交通
- 高速道路を車で走行中、猛スピードで走る老婆に窓をたたかれるというもの。
- ピアノ線が道路に張ってあって首を飛ばされたバイクライダーが、そのまま走り続けているというもの。
- 「歩行者専用」の道路標識のデザインは、子供を誘拐する誘拐犯人の写真を元にしているとする説。
- 佐川急便のトラックの車体に描かれている飛脚に関する都市伝説。
- 交通事故を起こさせ、法外な賠償金・損害金を請求してくるグループが存在するという説。
- 営団地下鉄(当時)の国会議事堂前駅や有楽町線建設には有事対策が盛りこまれているとする説。いずれも設備、場所等複数の要因が重なって発生したと思われる。
- 湘南電車のボディカラーは走行地域である静岡の特産品、お茶とみかんに由来する
- 旧国鉄の技術者が否定。ただし、国鉄も後年の宣伝では茶とみかんをイメージした色とPRしており、現在では必ずしも都市伝説とは言い難いかもしれない。
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漫画・アニメ
- 長期連載漫画にはつきものと言える都市伝説。口コミの他、同人誌でのパロディやネット上での創作が、真の最終回と誤解されて広まった物もある。ドラえもんには最終回のつもりで作られた話(『さようならドラえもん』など)があった事は事実だが、その後も連載は続行し、都市伝説として広まった話に対しては原作者自らが否定している。どちらも作品未完のまま原作者が亡くなっているので、原作者自らの手による「最終回」は存在しないと見るのが正しい。
- 大場つぐみ(『DEATH NOTE』の原作者)とガモウひろしは同一人物
- 大場のプロフィールは非公表であるが、両者の漫画のセリフ回しに共通点が多いとされて出回った都市伝説。今のところ真偽は不明だが、QJ(太田出版)によると大場は「全くの新人」と説明されているがいまいち信憑性に欠ける為、同一人物であるとみて間違いないであろう。
- ドラゴンボールAFというドラゴンボールシリーズの続編がある
- ドラゴンボールは漫画では単行本42巻、アニメではドラゴンボールGTまでであるがその次の話としてドラゴンボールAFという話があると日本でこの話が無名であるが、海外ではこれが本当の続編だと信じられている。
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事件
- 知らずの内に、ベッドの下に殺人鬼が潜んでいたというもの。
- ルームメイトが、殺人鬼によって殺されたのを知らずに翌朝までその場で寝てしまうというもの。
- 耳にピアス用の穴をあけたところ、耳から白い糸が出るというもの。それを引っ張ると眼球が突然裏返しになり、失明してしまう。
- エロマンガ島はすでに水没。
- 一部ラジオ・テレビ番組でこの内容が放送されたことに加え、「エロマンガ島」の地図上の表記が「イロマンゴ島」に変更されたことにも起因するといわれる。
- エイズ・メアリー/エイズ・ハリー
- 行きずりの異性と夜を共にした翌朝、相手は姿を消し「エイズの世界へようこそ!」というメッセージが残されていたという内容。
- 高橋名人逮捕
- ファミコン名人として知られた高橋名人が逮捕されたとする説。警察の一日署長を務めたことに尾ひれがついたもの。
- 歴史の古い有名な逸話である。犠牲になるのはプードルや人間の赤ん坊となっていることもある。訴訟自体が存在しない。
- 中国奥地の達者 (だるま)
- 中国奥地へ言った日本人観光客が、両手両足を切断されて見世物にされるという話。
- 元々は筑波研究学園都市にまつわる様々な都市伝説の中の一つであったが、その後独立して語られるようになった。
- ブティックの試着室に入った客が次々と行方不明になるというもの。その後の行方には諸説あるが、中国奥地の達者の話につながる場合も多い。
- 阪神タイガースが低迷期に叫ばれた噂。元々は探偵!ナイトスクープに投稿されたネタが元。1985年の優勝時に当時優勝に貢献したランディ・バースに見立てたケンタッキー人形を胴上げ。しかし、あろうことかその英雄に見立てた人形を道頓堀に捨ててしまうのであった(映像も存在する)。そのときの恨みからタイガースは勝てないのでは?と言われていた。後に「上半身」だけは前述のナイトスクープ内で発見され2003年にタイガースは18年のときを経てその呪いを解いた。
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その他
- 学校の卒業制作のミッキーマウス、ディズニー社のクレームで塗りつぶし
- ウォルト・ディズニー社の過剰な権利保護姿勢を踏まえた都市伝説といえる。
- 社会全体に影響を与える大きな事件・災害が突発した場合でも特別編成をまず組まずに、元々のスケジュールどおりの番組を放送するテレビ東京の姿勢を踏まえた都市伝説といえる。実際には他局同様、追悼番組を放送した。
- ソニーの製品に、一定期間使用後に故障する仕掛けが内蔵されているとする説。
- 実は直焼きである上、最近はディジタルプリント(ブースの中にデジカメと写真紙プリンターが組み込んである)になっているのでネガはない。
- 株式会社サンリオの社名は創業地である山梨県の王様になりたいと、『山梨王』を音読みにしたことに由来するという説。
- サンリオが公式に否定。
- テレビ番組「TVジョッキー」に出演したゴキブリ男は食べたゴキブリが胃の中で繁殖して死亡した。
- ゴキブリは胃の中では胃液で溶けてしまうため、胃の中で繁殖することはない。
- たばこ「ラッキーストライク」は米国の原爆投下を記念して生産した。
- 実際は19世紀から生産されている。
- 携帯電話に関する都市伝説の1つ。
- 死ななかった死刑囚は無罪
- 刑の執行中に死ななかった死刑囚は無罪になるというもの。古代、および外国の刑法ではどうなっていたか不明であるが、少なくとも、明治時代以降の日本ではそのようなことは有り得ない。近世の魔女狩りにおける拷問にも似たようなものがある。この噂をもとに「無実の罪で死刑に処せられた死刑囚が生き延び、復讐を果たす」という 2 時間ドラマが制作された。昔、どこか外国(確かイギリス)では、死刑の際、絞首刑用の縄が執行中に切れた場合、受刑者は罷免された。
- 呪われたクリネックスのCM
- 1980年代に放送されたクリネックスのCMのこと。出演していた赤鬼の子がすでに死んでいたとか、挿入されていたアカペラの声が若い女性からしわがれた老婆にかわっていたなど。アカペラの曲が死の歌と言われているが、実際は明るい曲であり、そのCMが不気味に見えるためにそういわれるようになっただけといわれる。
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都市伝説とジョークの境界例
- これはジョークとするか都市伝説とするかどうかは微妙なところであろう。確かにネット歴の長いユーザーにとっては取るに足らないジョークなのだが、参加者の新陳代謝の激しいこの分野では、現実の事件であると誤解する初心者がいるかもしれない。
- チェーンメールによって広まったジョーク。都市伝説扱いで紹介されることもある。
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関連事項
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参考文献
- ジャン・ハロルド・ブルンヴァン
- 『消えるヒッチハイカー―都市の想像力のアメリカ』 ISBN 4880081167 ISBN 4880082392
- 『ドーベルマンに何があったの?―アメリカの「新しい」都市伝説』 ISBN 4880082406
- 『チョーキング・ドーベルマン』 ISBN 4880081280 の改題新装版
- 『メキシコから来たペット―アメリカの「都市伝説」コレクション』 ISBN 4880081477
- 『くそっ!なんてこった 「エイズの世界へようこそ」はアメリカから来た都市伝説』 ISBN 4880081698
- 『赤ちゃん列車が行く』 ISBN 4880082414
- 松山ひろし
- 『3本足のリカちゃん人形―真夜中の都市伝説』 ISBN 4872574109
- 『壁女』
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