2011年買ってよかったもの(ソフトウェア編)

年も明けた今さらですが、2011年にも色々なものを買ったので、その中から買ってよかったな、と思っているいくつかをピックアップしてみたいと思います。今回は Mac 用ソフトウェアから気に入ったものをいくつか。「去年発売・発表されたもの」ではなく、あくまで「去年使ったもの」ですのでご注意を。

Alfred

Mac APP Store にて購入(無料)

個人的な趣味であるキーボードランチャ。Windows では bluewind を愛用してました。Macでこの手のソフトと言えば QuickSilver が有名ですが、既に開発が終了しており、Snow Leopard や Lion な環境ではこちらが定番のようです。Command + Space (個人的にはCtrl+Enterが好み)でランチャを起動、Fだけ押せば利用頻度から推定してFirefoxやVMWare Fusionを自動補完され、Enterで起動が可能です。検索対象等も細かく設定できますが、高機能は必要としていない場合、Applications 以下だけでも十分でしょう。Dockにアイコンがずらーっと並ぶのが嫌いな人なので、最小限のアクションで希望のアプリが立ち上がるランチャは大好きです。

Tree

Mac APP Store にて購入(2200円)

Mac用アウトラインプロセッサです。この手のソフトは昔から探していて、以前示した条件は

  • 標準的なアウトラインプロセッサであること
  • Win/Mac 両対応か、もしくは相互にインポート/エクスポート可能なファイル形式が存在すること。

といったところです。最近はWindows全然使ってないんでもうOPMLでさえアウトプットできればそれでいいんじゃ...?ということで探し直してみたところ見つけたのがこのTreeというソフト。このソフトの特徴は項目が縦ではなく横にのびていくこと。単純だけど、一覧性がとてもよく文章や資料の構成をすっきりと整理することができます。

記述した文章は独自形式のtree/rtree形式もしくはアウトラインプロセッサの標準的な形式であるopml形式やテキスト、リッチテキストといった様々な形式で保存可能です。ただし、ラベル等の情報を保存するには独自形式であるrtree形式を使う必要があることには注意が必要です。実のところラベル等はあまり使っていないので個人的には問題ありません。iPhone等と携帯デバイスとの連携については、DropboxにOPML書き出し→CarbonFin Outlinerで読み込み、というスタイルで何とかやっていますが、シームレスさに欠けるので何とかしたいところ。

Reeder

Mac APP Store にて購入(850円)

キーボードショートカット、マウスジェスチャーに対応した快適な閲覧と、充実した他サービスとの連携、美しいUIを備えたRSSリーダです。サービスはGoogle Reader限定ですが、特にキーボード派の人にはお勧めしたい。個人的には愛用のブックマークサービスPinboardと連携できるRSSリーダがほとんどないのでそれが使えるだけで有り難いです。ちなみに iPhone/iPad 版も(別料金ですが)あります。そちらも非常に良い出来で、Mac版よりは安く購入できるため、iPhone/iPadをお持ちの方はそちらから試してみることもできます。

次点

まだあまり使っていないけど前から欲しかった OmniGraphSketcher はやっぱりかなりいいです。関数をベースにしたグラフを描けるわけではないので、そういう用途には OSX に最初からインストールされている Grapher のほうが向いていますが、ちょっとしたスケッチや資料用の図なんかには最適です。
あとは Transmit がバージョンアップされて更に使いやすくなりました。SFTPサーバをディスクとしてマウントできる機能は便利ですね。フリーがいい方は OSXFUSE(MacFUSEは開発終了) + SSHFS だと思いますが Transmit のほうがより手軽で高速な印象です。

2011年は Mac App Store の発表でソフトウェア購入や複数マシンへのインストールの利便性が飛躍的に上がりました。こうなると今まで買っていなかったシェアウェアにも手を出しやすくなりますね。iPhone/iPad にはない素晴しいアプリも沢山ありますので、(少し価格は高いですが)ぜひ皆様お試しください。

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