OSX Lion インストールログ (2012/4更新)

2012/4に行ったiMacへのLionクリーンインストール時の作業メモ。
あくまで筆者が作業ログ的に書き残したものなので、解説不足の部分は多々あると思います。ご了承下さい。

目次

準備
インストールと初期設定
システム関係
ログインシェルをzshに変更
~/Library/を表示
キーボード設定
アプリケーションのインストール
Mac App Store 関係
その他アプリのインストール
開発環境系のセットアップ
Xcode 4.3.2
Xcode iPhone開発環境
Homebrew
Cocoa Emacs
.emacsに追加設定
Cocoa Emacs にYaTeXインストール
Python Superpack
TeX環境
latexmkの設定
MySQL
R
入ってた

準備

今回は元々 Snow Leopard がインストールされていたモデルにクリーンインストールする。Lion からは OS インストールも Mac App Store から行う必要があり、基本的にアップグレードになるため、今回は以下の手順でインストールディスクを作成し、クリーンインストールを行う。

  • 「/Applications/Mac OS X Lion インストール.app 」右クリック→パッケージの内容を表示
  • Contents/SharedSupport/InstallESD.dmg をダブルクリックして開く
  • ディスクユーティリティ.app 実行
  • リストにある InstallESD.dmg を選択して「ディスクを作成」しDVDを作成する
  • DVDから起動(「c」押しながら再起動)

インストールと初期設定

  • インストール画面から実行可能なディスクユーティリティからパーティションを消去
  • あとは画面の指示に従ってインストール
  • 再起動後にユーザアカウント作成など

なぜかカスタマイズがグレーになったままで押せないが、これは仕様とのこと(そもそもカスタマイズ項目が存在しない)。クリーンインストールを行いたかったので、TimeMachineからの復元等は行わなかった。アカウント情報、ネットワーク環境設定とかキーチェーンくらいは復元すればよかったかなと思っている。

システム関係

ログインシェルをzshに変更
  1. システム環境設定のアカウントを開く
  2. 左下のカギをクリックして認証する
  3. 自分のアカウント名を右クリックして、詳細オプションを開く
  4. 詳細オプションのログインシェルをzshに変更
~/Library/を表示

ターミナルから以下を実行

chflags nohidden ~/Library/

キーボード設定
  • システム環境設定→キーボードとマウス
  • F1,F2などのすべてのキーを標準のファンクションキーとして使用:on
  • 修飾キー → Caps と Ctrl 入れ替え

アプリケーションのインストール

Mac App Store 関係

以下を一気にインストール。購入済みリストがあると楽ですね。

  • Alfred
  • Echofon
  • OmniGraphSketcher
  • OmniFocus
  • Reeder
  • Tree
  • Windows Phone 7 Connector
  • TextWrangler
  • The Unarchiver
  • Evernote
  • Transmit
  • Caffeine
  • Keynote
  • iPhoto
  • iMovie
  • Xcode
その他アプリのインストール

とりあえずよく使いそうなところを一気にインストール

  • iPhone Explorer
  • Microsoft Office 2011 (exclude Outlook)
  • Dropbox
  • VmWare Fusion
  • Perian
  • MIMEfix (Mail.appの添付ファイル文字化け対策)
  • iStat Pro
  • Google Chrome
  • Google Chrome のエクステンションは以下を追加
    • AutoPagerize
    • Chrome Keyconfig
    • ExifViewer
    • JSONView
    • Proxy SwitchySharp
    • Smooth Gesture
    • Taberareloo
  • AquaSKK
    • Rebootかかる
    • システム環境設定→言語とテキスト→入力ソース
    • ことえり:off, AquaSKK:on

開発環境系のセットアップ

Xcode 4.3.2

Xcode起動
→ Xcode Component Installation (Mobile Device Framework) → Install
→ Preferences → Downloads → Command line tools インストール

Xcode iPhone開発環境

(既に他マシンで開発環境がある場合)
iOS Provisioning Portal から開発者証明書をダウンロードしてインストール。
他マシンに入っている開発者の秘密鍵をキーチェーンアクセスから書き出し→新しいマシンでインポート。

Homebrew

bashじゃないとインストールできないのでbashに切り替えて実行する

% bash
bash-3.2$ /usr/bin/ruby -e "$(curl -fsSL https://github.com/mxcl/homebrew/blob/master/Library/Contributions/install_homebrew.rb)"
% brew update

Cocoa Emacs

以下の方法でインストールしたCocoaEmacsの利用はやめて、現在は千葉大山本さんパッチを適用したCocoaEmacsを利用しています。適用方法はこちらの記事で

% brew install --cocoa emacs
% cp -r /usr/local/Cellar/emacs/23.4/Emacs.app /Applications (※1)
% vi .zshrc
alias emacs="open -a Emacs" # 追加(※2)

※1:ln -s でもいいのだがコピーしないと Alfred が検索対象にしてくれないため
※2 mac デフォルトの emacs より /Applications/Emacs.app を優先させる

.emacsに追加設定

CocoaEmacs ではデフォルトのMetaキーはOptionにマップされている。MetaキーはCommandを使いたいので、CommandとOptionをスワップする。

(setq ns-command-modifier (quote meta))
(setq ns-alternate-modifier (quote super))

ドラッグアンドドロップでファイルを開けるようにする。新しいウィンドウで開いてしまうのだけど、使えないよりはマシなのでとりあえず設定。

(define-key global-map [ns-drag-file] 'ns-find-file)

フォントはMenloとか使ってみる。

(when (eq window-system 'ns)
(create-fontset-from-ascii-font "Menlo-14:weight=normal:slant=normal" nil "menlokakugo")
(set-fontset-font "fontset-menlokakugo" 'unicode (font-spec :family "Hiragino Kaku Gothic ProN" ) nil 'append)
(add-to-list 'default-frame-alist '(font . "fontset-menlokakugo"))
(setq face-font-rescale-alist '((".*Hiragino.*" . 1.2) (".*Menlo.*" . 1.0)))
)

Cocoa Emacs にYaTeXインストール

公式サイトより ver1.74 download

% tar xzvf yatex1.74.tar.gz
% cd yatex1.74
% vi makefile

以下追記(Homebrewからインストールした時用)

PREFIX=/usr
EMACS = emacs
EMACSDIR= ${PREFIX}/local/Cellar/${EMACS}
INFODIR = ${PREFIX}/share/info

最初から書いてあったPREFIX,EMACS,EMACSDIR,INFODIRの行をコメントアウトして以下を実行

% sudo make install
% sudo make install-info

.emacs.d/init.el(.emacs.elでもいい) に以下を追記

;; homebrew のロードパスを追加
(setq load-path (cons (expand-file-name "/usr/local/Cellar/emacs/site-lisp/yatex") load-path))

Python Superpack

Numpy, Scipy, Matplotlib, iPaython, Pandas, Statsmodels, PyMC を一気にインストールしてくれる。要 OSX10.7.3 / XCode 4.3.2。http://fonnesbeck.github.com/ScipySuperpack/からDownload Scipy Superpack Installer for OSX 10.7をダウンロード。

% sh install_superpack.sh

とする。「Are you installing from a repository cloned to this machine (if unsure, answer no)?(y/n)」と聞かれるので n としてインストール

TeX環境

以下のサイトなど参考にしつつ導入。
Macで簡単TeX導入 – TeXShop
http://blog.cyclogy.com/2010/12/20/texshop/
TeXShop を使わずに Cocoa Emacs + YaTeX で使いたい場合以下を .emacs.d/init.el に追加しておくとよい。
latexmk については後述する。

(setq auto-mode-alist
(cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
(setq tex-command "latexmk -pdf"
dvi2-command "open -a TeXShop" ;; プレビューにTeXShop使う場合
;; dvi2-command "open -a Preview" ;; 標準の Preview 使う場合
)

latexmkの設定

TeXは通常citeとかref等のクロスリファレンスを解決する際、一度ではなく複数のコンパイルを必要とする。このため、コンパイル回数が足りない場合(ちゃんとコンパイルしたつもりでも)参考文献が[?]等になってしまうことがある。latexmk はコマンド一発でこれらの全て解決できるまでコンパイルをしてくれる便利なツール。以下のサイトから最新版をダウンロードできる。

http://www.phys.psu.edu/~collins/software/latexmk/

以下のようにしてインストール

% unzip latexmk-431.zip
% cd latexmk-431
% mv latexmk.pl latexmk
% chmod 755 latexmk
% sudo cp latexmk /usr/local/bin/latexmk
% sudo cp latexmk.1 /usr/share/man/man1

~/.latexmkrc を新規作成。次のような内容にしておく。

$tex = 'platex';
$pdflatex = '~/Library/TeXShop/bin/platex2pdf-utf8';
$bibtex = 'pbibtex';
$makeindex = 'mendex';
$dvipdf = 'dvipdfmx';
$dvips = 'dvipsk';
$dvi_previewer = 'xdvi';
$pdf_previewer = 'open -a TeXShop';

platex2pdf-utf8がないと思うので、以下のようにして作成しておく。platex2pdf-euc が存在しない場合 TeXShop を一度起動しておくこと。

% cd ~/Library/TeXShop/bin
% cp platex2pdf-euc platex2pdf-utf8

これだと

I can't find the format file `platex-utf8.fmt'!

とかエラーが出るので、platex2pdf-utf8を編集して

ptex -kanji=$ENCODE -fmt=$PTEX-$ENCODE -progname=$PTEX $1 && \

の行を

platex -kanji=$ENCODE -progname=$PTEX $1 && \

へ変更する(ptex→platex、-fmtのオプション削除)

MySQL

オフィシャルサイトからDMGをダウンロード。Lion用バイナリがないのでSnow Leopard用バイナリを使う。
インストール後、/usr/local/mysql/bin にパスを通しておく。

% mysqladmin -uroot password パスワード

としてrootのパスワードを設定

% mysqladmin reload -uroot -p

で再読み込みして終了。

R

オフィシャルサイトからPKGをダウンロード。インストール後に.zshrcにR_HOME環境変数として

export R_HOME=/Library/Frameworks/R.framework/Resources

と設定。

入ってた

  1. Subversion は入ってる
  2. Xcode で Command Line Tools を入れれば git も勝手に入る。最新版がいい場合は brew install git で。
  3. Rails も入ってる

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